エルメスカレの始まりは１９３７年。
長い歴史の中でもアーカイヴを代表するアーティスト”カーミットオリヴァー”はテキサスの出身でエルメスのスカーフをデザインした最初のアメリカ人です。
当時のエルメスCEOであったジャン＝ルイ・デュマが、アメリカの百貨店ニーマン・マーカスのオーナーにアメリカ南西部のスピリットを表現できるデザイナーを推薦してもらえないか頼んだところ紹介されたのが郵便局員として働いていたカーミットでした。
本人は「ただ絵を描いているだけ」と謙遜するが、単に絵の才能があるだけでない。
細密な描写で歴史や文化を反映したデザインで描かれています。
今回販売する"Les Cheyennes" （1993）に関してもシャイアン族の文化を深くリサーチし、彼らの装飾や馬具のデザインを精緻に書き出されています。
シャイアン族はアメリカの大平原地帯に住んでいたネイティブアメリカンの一部族で、戦士文化や馬を使っての狩猟スタイルが発展。
戦闘においても馬を重要視していたシャイアン族は、ビーズワークや羽飾り、幾何学模様を施した馬具などで馬に飾り付けていたと言われています。
そんなデザインがダイナミックに反映された１枚。
歴史と文化、そして職人技が融合したカーミットオリヴァーのスカーフはまさにアートピース。
時代を超えて愛される彼の代表作をぜひご自宅やオフィスでお楽しみください！
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